ゴルゴ13 デロスの咆哮
1968年12月の作品
デロスとは (Delos)
ギリシアのエーゲ海上の小島。古代にはアポロンの神殿があって、信仰
通商の中心地であった。
咆哮
たけり叫ぶこと。獣などがほえたてること。
サブタイトル
1. ある手術
2. 謀殺の周辺
3. そしてフランス情報部は
4. ゴルゴ13VSボネ
5. 青い鳥の館
6. デロス・アイランドのカナリヤ
7. 愛しのアルガリータ
8. シャンペンの返礼
登場人物
オマイリ― フランス情報部
ボネ ソ連情報部
アルガリータ ホテルの女主人
ストーリー
マクシミリアンは、フランスの国防長官。長距離核弾頭ミサイル実験を指揮しています。
彼には、ゲシュタポに連れていかれた息子がいました。
その妻と息子と称する二人が、ギリシアのフランス大使館に父親への面会を申し出ます。
フランス情報部には、ひっかかる点が数々ありました。
二人を調べるためギリシアに行った調査員が全員事故死していたのです。
判断しかねていると、二人の存在を暴露する記事が新聞に載ってしまいます。
これにより、大統領が二人がニセモノでなければならない、
と判断します。
フランス情報部は、大統領の意をくんで、二人の殺害をゴルゴ13に依頼するのでした。
ゴルゴは、彼らがニセモノであることを確認してから殺害をすることにします。
デロス島には、フランス情報部に罠をかけたボネという男が、ゴルゴ13の登場を
待っています。
彼は、フランス情報部が二人を殺害することは、想定していました。
そのうえで、殺害を公表し、世論を使って、
ミサイル計画を中止させようとしていたのでした。
ゴルゴ13の偽名
サルル・デミオ
ゴルゴ13の変装
フィリピン人 貿易商
ガソリンスタンドの店員
今回の言葉
判断というものは どんなに客観的な事実がそろっていても
狂いやすいものだ。
シベリヤ平原!
あのすさまじい吹雪の中では、人間の判断や主観などは
まったく通用しない。
あるのは事実だけだ。
プロには主観的な物の見方はいらん。
必要なのは客観的事実を冷静に見る目だけだ!
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